目標 - 2024年

去年の目標は何一つ達成できなかったのでスルー.

数理音楽理論コミュニティ
数理音楽理論Wikiの記事執筆を本格的に開始する.50記事を目標にしたい.
勉強会については,参加者の少なさと頓挫のしやすさを考えると,輪読ではなく,こちらがカリキュラムを組んでレクチャーを行う方が良いのではないかと最近思い始めている.新しく音階理論のレクチャーを作る.
Exploring Musical Spacesを絶対に読み切らねばならない(勉強会ではなく,個人的に).

作曲
去年は1曲も作らなかった.多分一昨年も.
最近はいわゆる「聴きやすい」現代音楽,例えばノルマンのようなパントナリティの現代的な復活と音素材コラージュ,ノブトーのような音と意味の鮮やかなパッチワーク,ステン=アナーセンのような直観的なコンセプトの提示,梅本さんのあからさまなインターネット文化・オタク文化の参照…などにとても惹かれている.一方で,反復・変奏語法が顕著だったり,音素材が単純で構造が聞き取りやすく,とはいえミニマル・ミュージックほどモーダルでミニマルではない作品(フェルドマン作品全般,フラーやポッペやアペルギスのいくつかの作品,ベリオのピアノソナタ,ヘイデンのPiano Movesなど)も,一番直観的に楽しめて好きな部類になる.
最近ではボーカロイドも徐々に現代音楽で取り上げられるようになってきたが,個人的には,上に挙げたような音楽をベースに,非歌唱系合成音声(例:ボイロなど)の特質のいくつかをフィーチャーした作品をできれば作りたいと思っている.離木かなさんの作品は,ボカロP側からのアプローチという点でかなり参考になる.仮に作るとすれば,演奏会等で発表機会のあるピアノソロ+テープの編成になるわけだが,モデルにできるピアノ作品がそれほど多くないので,現状ではピアノの語法で苦労している.

演奏
今年はフェルドマン以外も積極的に演奏したい.ケージ作品,フルクサスのパフォーマンス数作,Jürg Freyやその他のヴァンデルヴァイザー楽派の作品(次のシュトックハウゼンとともにフォロワーに教えてもらった),シュトックハウゼン『自然の持続時間』,アダムズ『ヌナータク』,自作品など.

ボカロ視聴
一昨年は頻繁に聴いていたが去年はほぼ手を付けられなかった.ボカロやキャラクター系合成音声は作曲面でも関心がある部分なので,その意味でもしっかりと聴いていきたいと思っている.

アニソン視聴
最近アニソンを聴いていて面白いと感じることが多くなってきたので,今年放送開始のアニメのOP・EDをできるだけ多く聴く.ついでにポップスに対して何の手掛かりもない状態を少しでも改善する.

プログラミング言語
少なくともPythonとRustの読み書きはできるようにしたい.

情報技術者試験の勉強を進める
といっても,明らかに10月に間に合うとは思えないですが.

数学のノートを書き進める
元々,自分が本当に読みたかった数学の教科書を実現させるという動機で書いていたものが,自然科学系学部のカリキュラムへのフラストレーションが強くなりすぎたせいか,最近はテロを起こすかのような気持ちで書いている.こうした姿勢は健全ではないのだろう.